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所蔵品展『刀剣装具“美濃彫”展』

発信日:2014年06月11日(水)  発信者:大垣市郷土館

所蔵品展『刀剣装具“美濃彫”展』

所蔵品展『刀剣装具“美濃彫”展』

秋草鈴虫透文鐔/美濃彫/県指定重要文化財

秋草鈴虫透文鐔/美濃彫/県指定重要文化財

所蔵品展『刀剣装具“美濃彫”展』

美濃地方は、刀を飾る鐔などの刀装具の製造が古くから盛んでした。今回、郷土大垣に関係の深い刀剣装具“美濃彫”の作品を展示します。職人の巧みな技、緻密な細工をご堪能いただければ幸いです。

≪緻密で巧みな技 美濃彫≫

刀剣装具とは、打うち刀がたなの装飾金具のことで、正確には刀装小道具といいます。発祥は、美濃国であり、美濃後藤派が基であると言われています。刀剣装具には、鐔つば、縁頭ふちがしら、目貫めぬき、小柄こづか、笄こうがいなどがあります。

美濃は、古くから刀剣の供給地であり、同時に刀装具の生産も盛んでした。当時、刀剣の金具装飾を行っていた太刀師や、刀剣装具と共通する金具等を制作していた甲冑師たちが、太刀金具や鎧金具の製作技術をそのまま応用して作った腰刀や打刀の目貫や笄が、古美濃彫の初期の姿です。

美濃彫には、刀剣を新刀、古刀と分けるように、桃山時代以前を古美濃、江戸時代以降を美濃彫(美濃後藤ともいう)に大別することができます。美濃後藤彫は地元加賀野に発祥したと言われ、江戸時代中期には、最も緻密で華美の極みに達しています。図柄は、美濃彫500年を通して、秋草に虫・動物を主題にしたものが多く、日本情緒豊かなものがあります。中でも菊の文様は、美濃彫の歴史の中で何時の時代にも使われた代表的図柄です。

古美濃は、図柄を文様的に表現し、簡素にして哀愁感があり、格調の高さが感じられます。一方、美濃彫は、「美濃の深彫」と呼ばれるとおり、その特徴は、文様を残して地を深く垂直に彫り下げることと、秋草を主とした図柄で、それが厚い金銀の焼付色絵になっていることです。しかし、江戸中期を過ぎると彫り口も粗雑となり、美濃彫の特有さも失われて、次第に忘れられる運命を辿りました。

【後藤祐乗 永享12年(1440)~永正9年(1512)】
18歳の時、足利義政の近従の士となる。緻密な彫技が認められ、刀剣装具の彫金を命じられる。その後も家系は続き、豊臣、徳川と仕え、代々刀剣装具の彫金を業とした。

【会期】6月7日(土)~7月13(日)
【開館時間】9:00~17:00(入館16:30まで)
【休館日】毎週火曜日
【入館料】一般100円,高校生以下無料ほか
【展示内容】刀剣装具59点(含 預託資料7点)
※内訳:目貫(14点),鐔(21点),縁頭(9点),小柄(7点),笄(8点)

■リリース問合先
大垣市郷土館
〒503-0888 岐阜県大垣市丸の内2丁目4
TEL/FAX 0584-75-1231

カテゴリー:美術館

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