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展覧会リリース

近畿

マラソンの成績と国旗

作家名:藤永 覚耶

会期:2018年11月30日[金]〜12月16日[日]11:00~19:00 (金曜日のみ20:00まで) 月曜日休廊 

会場:Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)

■作家プロフィール
藤永 覚耶  Fujinaga Kakuya
http://kakuyafujinaga.com
1983 滋賀生まれ
2006 京都嵯峨芸術大学 芸術学部造形学科版画分野 卒業
2008 愛知県立芸術大学 大学院美術研究科油画専攻 修了
個展
2018 Transit( masayoshi suzuki gallery / 愛知)
2015 STAIN( Gallery Den mym / 京都)
2013 空即是色 -vanity is color- APMoA Project, ARCH Vol.6( 愛知県美術館 展示
室6ほか / 愛知)
2012 とどまり ゆらめく keeping : moving( Gallery PARC / 京都)
– foliage( masayoshi suzuki gallery / 愛知)
2011 - into the water -( GALLERY GOHON / 愛知)
主なグループ展
2017 時間の感触( masayoshi suzuki gallery / 愛知)
2016 INTERWOVEN~編み込まれた世代~( 名古屋市民ギャラリー矢田 / 愛知)
– 滋賀県次世代文化賞受賞者展( 滋賀県立近代美術館ギャラリー / 滋賀)
– THE NEXT 次代を創る10人の表現者たち( 電気文化会館5Fギャラリー / 愛知)
2015 色の底・記憶の淵 藤永覚耶 石川裕敏 2人展( masayoshi suzuki gallery / 愛知)
2014 VANISHIG POINT 消滅点( Gallery PARC / 京都)
– BIWAKOビエンナーレ2014( 近江八幡・天籟宮 / 滋賀)
– 落石計画第7期 残響( 旧落石無線通信所 / 北海道)
2010 アーツチャレンジ2010( 愛知芸術文化センター)
– STAY -常懐荘にて-( 旧竹内邸・常懐荘 / 愛知)
2008 Thinking Print vol.2 – もうひとつの写真表現 -( 京都芸術センター)

■作家コメント
同一の中心を持つサイズの異なる3つの円を描く。この真ん中の円の「線」を「私」だと捉えてみて欲しい。
「私」の外側が私たちを取り巻く世界としたとき、「私」から外側の円までを「認識できる世界」とする。
その世界は自分の身体で知覚し、知識を得ることでその範囲を広げることができるが、その外側には、人が未だ観測不可能な未知の領域が
広がっている。
「私」の内側が精神や意識の世界としたとき、「私」から内側の円までを「認識できる私」とする。
記憶・思考などを頼りにある程度の距離までは探ることができるが、その内側には未知の領域の空洞がある。
この外側と内側にある未知の領域は果たして全く違うものなのだろうか。
これらは2次元では「円」かもしれない。だが、ひとつ上の3次元から見たときに「ドーナツのようなカタチ」だと仮定してみる。
すると、内側の領域と外側の領域は繋がった同一空間になる。
本展では、木の丸太を用いた”Transit” シリーズによる展示を行なう。
木の片面に図像を刷る。そのインクは木の毛細管現象と浸透圧により、木の内部を通過し、反対側に「像」を浮かび上がらせる。
私たちを取り巻く世界の作用を受けて「像」が現れ、私たちに知覚されることで、外側と内側の未知の領域を私たちが認識できる範囲に置き
換えている。
この作品において、「外側の未知の領域」は私たちを取り巻く世界にある「木とその内部で起こる毛細管現象」に、「内側の未知の領域」は「像
が私たちの意識でイメージを結ぶこと」にそれぞれ置き換えられる。
そして、私たちはこの作品の表面しか見ることができず、中で何が起こっているかは誰にも見えない。
ちょうど、私たちがこの2次元の円から出ることができないように。

■その他展覧会について
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2018年11月30日(金)から12月16日(日)まで、藤永覚耶による個展「 Transit 」を開催いたします。

2006年に京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科版画分野を卒業、2008年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻を修了した藤永覚耶(ふじなが・かくや/1983年・滋賀県生まれ)は、絵画・版画・写真・染色のテクニックや現象を横断的に用いながら、「認識の外の領域」への興味を始点とした作品制作に取り組んでいます。

藤永はこれまで、アルコール染料インクにより布にイメージを点描し、そこに溶剤を吹きかけることでインクを滲ませるテクニックをベースとした作品制作に取り組んでいます。これらは「何らかの」写真を出発点に、その図像を目と手によって染料のドットに置き換えて描画し、溶剤によって滲みや動きを与えたもので、最初の写真が持っていた具体性や固有性は色の粒に置換され、さらに溶けて曖昧になりながらも「何かのイメージ」であることを放棄しない、いうなれば具象と抽象の狭間に独自のイメージを立ち上げます。また、そのイメージは鑑賞者の認識や記憶、作品との鑑賞距離や展示空間の環境などの影響を受けながらも、それぞれにとって「何かのイメージ」として受け取られるもので、それはまた主観と客観の狭間にあるイメージであるともいえます。

本展展示作品となる「Transit」シリーズは、近年の藤永の新たな取り組みによるものです。40mm程度の厚みを持った木の丸太の片面に版画技法によって刷られたイメージ(インク)が、浸透圧と毛細管現象により木の内部に沁み、反対側に像として現れる。このオリジナルテクニックにより藤永はこれまでの「認識のすぐ外の領域」への探求を深めようとしています。

藤永は本作においてその領域を「精神」と「世界」の二極に置いて見つめようとしています。「私」を中心とする視点は「私の内(精神)」を眼差します。
それは思考や記憶、精神などの不可視な領域でありながら、私たちはそれらを「在る」ものとして取り扱いますが、そのさらに「向こう側」は未だ未知であるといえます。また、「私」を中心とする視点は「私の外(世界)」を眼差します。その多くは知覚や認識しうる可視領域に「在る」といえますが、そのさらに「向こう側」は未だ未知であるといえます。
この二つの「未知」は「私」の「内と外」に在ると言えますが、しかしその領域は密接に、あるいはひとつの繋がった領域であるとも言えます。知覚によって世界を捉え、その知識や経験をもって自身を捉え、またその思考や認識をもって世界を捉える。「私」はこの内と外への探求の反復が折り重なったものであり、「未知」への好奇心こそが知覚・想像・思考を拡げていると言えるでしょう。

木の内部という不可視領域を経て浮かび上がる像は、抽象と具象、意図と偶然の狭間にあると言えますが、その不可視のプロセスそのものが鑑賞者の知覚・思考・想像を惹きつけます。そして、それにより鑑賞者は、現れた像にそれぞれのリアリティを持ったイメージを見る(つくる)ことを促されます。

藤永の新たな取り組みを前に、未知への好奇心や想像が、自身と世界への探求と発見に繋がれば幸いです。

Transit  stone

Transit stone

Transit solaris

Transit solaris

fujinaga_small_200

DATA
作家名藤永 覚耶
作家HP
http://kakuyafujinaga.com
会期2018年11月30日[金]〜12月16日[日]11:00~19:00 (金曜日のみ20:00まで) 月曜日休廊 
会場Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
会場詳細
〒604-8165 京都府 京都市 中京区 烏帽子屋町 502 2F〜4F

カテゴリー:近畿

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