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美術館展覧会

近畿

高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。スタジオジブリ・レイアウト展

会場:サントリーミュージアム[天保山]

会期:2009年7月25日(土)~10月12日(月)

今回の展覧会でご覧いただく「レイアウト」とは、一枚の紙に、背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現される全てが描かれた映画の設計図とも言えるものです。分業化が進んだ現在のアニメーション制作において、作品の統一感を持たせる上で重要な役割を果たしています。このレイアウトの工程は、1974年に「アルプスの少女ハイジ」(ズイヨー制作)で高畑・宮崎両監督が初めて本格的に導入したシステムだと言われています。レイアウトはアニメーション制作の一工程でありながら、そこには鉛筆と色鉛筆で描かれたキャラクターの疾走感や躍動感、 映画的な空間構成までもが表現されており、作り手たちのイマジネーションにあふれています。
本展では、スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館全面協力のもと、「風の谷のナウシカ」から最新作の「崖の上のポニョ」まで、宮崎監督直筆のレイアウトを中心に、両監督がジブリ以前に手がけた作品を加え、約1300点ものレイアウトを関西で初めて公開します。

■展覧会のみどころ
ジブリ美術館の貴重な作品、約1300 点を展示
三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市。以下、ジブリ美術館)で大切に保管されてきたレイアウトが多数出品されます。「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「おもひでぽろぽろ」「紅の豚」「平成狸合戦ぽんぽこ」「耳をすませば」「もののけ姫」をはじめ、「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」そして最新作「崖の上のポニョ」まで、様々な名場面のレイアウトがジブリ美術館の協力を得て展示可能になりました。

ジブリ作品以前の、高畑・宮崎アニメの貴重なレイアウトも展示
本展では、高畑・宮崎両監督がジブリ以前にかかわった、「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「未来少年コナン」「名探偵ホームズ」「じゃり子チエ」など、懐かしの名作群のレイアウトも数多く展示されます。ジブリ美術館にも保管されていない、これらの貴重なレイアウトが多くの企業や所蔵家の協力を得て、30 年以上の時を越え、一堂に会します。特に、「アルプスの少女ハイジ」は全話・全カットのレイアウトが宮崎監督によるもので、日本のアニメ技術史に大きな影響を及ぼしたと言われています。

レイアウト展示の他にも、楽しさいっぱい
展覧会場内にはレイアウトとともに、完成映像が見られる映像アニメーションラボを設置。また会場の外にもフォトロケーションなど、レイアウト、そしてアニメーションをより一層身近に感じてもらうための様々なコーナーを設置します。

必携のオリジナルカタログ
スタジオジブリが編集・制作するオリジナルカタログは、本展展示のレイアウトを余すことなく掲載します。400ページを超える充実した内容は、ジブリファンならずとも必見・必読のマストアイテムです。

特設グッズショップも充実。展覧会オリジナルグッズを販売
開催期間中に限り、特別にスタジオジブリ関連グッズショップが登場。スタジオジブリ・オリジナルグッズの充実ラインナップに加え、「スタジオジブリ・レイアウト展」オリジナルグッズも販売します。約1300点の展示作品の中から厳選されたレイアウトのポストカードなど、必ず思い出の一品となるグッズにめぐりあえるはずです。

展覧会音声ガイド「レイアウトの秘密がもっとわかる話」は必聴
音声ガイドのナビゲーターは「千と千尋の神隠し」で千尋役を演じた女優の柊瑠美さんです。
また、展覧会の構成を担当したスタジオジブリの“千さん” と“寛さん” もおもしろおかしくレイアウトについて語ってくださいます。初期の作品についてや、レイアウトの見どころ、制作裏話など、ジブリの映画音楽と共にご堪能いただけます。


「レイアウトマンだった宮崎駿」

株式会社スタジオジブリ
代表取締役 プロデューサー 鈴木 敏夫

レイアウトとは何か。ひとことで言うと、実写映画のカメラマン兼演出家。こう言い切ると少しはわかった気になる。
つまり、画面の設計図。どの位置にキャラクターを置いて、どんな芝居をさせるか。背景はどんな画で、カメラはどう動かすか。

宮さんに話を聞くと、「アルプスの少女ハイジ」のときの忙しさは、想像を絶したという。
演出は高畑勲。高畑さんの描いたマルチョンの絵コンテを清書し、レイアウトを描き終えると、早速、スタッフとの打ち合わせが待っている。しかも、相手はすべてのパートにまたがる。

アニメーターとは作画の、美術とは背景の、仕上げとは色の、そして、撮影とはカメラワークの打ち合わせ。しかも、宮さんにはもうひとつ兼任の仕事があった。余裕があれば、アニメーターとして、芝居を描きまくるという。

おかげで、家に帰るのは1 週間に一晩だけ。放映日だけが、家庭に戻る日だった。

あるとき、高畑さんがプロデューサーを相手に大声で議論をしているのを聞くとも無しに聞いていると、長時間に亘って、こんな話をしていたらしい。

「1 週間になぜ、1 話、作らないといけないのか!」
議論をするヒマがあったら早く指示を出してほしい。宮さんは心からそう思ったそうだ。

またあるとき、宮さんが感慨を込めて、こう言ったことがある。
「パクさん(高畑さんのこと)の元で俺は15 年間、青春を捧げた。いつか、返して欲しい」捧げた青春の中身は、レイアウトを描きまくる日々のことだった。

そんな宮さんが、自身、監督になって全体を仕切ることになったとき、こう洩らした。
「俺が欲しい!」
この“俺” とは、他ならぬレイアウトマンだった。

その後、宮さんは、絵コンテを精密に描くようになる。
「もののけ姫」のときは、絵コンテのサイズまで拡大した。
元来、絵コンテとは、各カットの大まかなキャラクターの芝居や背景原図、そして、カットの長さを決めるモノ。それを精緻に描くことで、レイアウトの代わりにしようという試みだった。

これでお分かりのように、レイアウトとはアニメーション制作の要。門外不出のレイアウト、高畑・宮崎アニメの秘密を発見できるかどうかは、見る人の画を見る想像力に掛かっている。

DATA
会場サントリーミュージアム[天保山]
会場URL

http://suntory.jp/SMT/

会期2009年7月25日(土)~10月12日(月)
開館時間10:30~19:30(最終入場は19:00)
料金

大人 1,000円(900円)
高・大学生、シニア(60歳以上)700円(600円)
小・中学生 500円(400円)
※身体障害者手帳、療育手帳などをご提示のお客様と付き添いの方1人は当日料金の半額
※(  )内は前売券。電子チケットぴあ(Pコード:688-616)やローソンチケット(Lコード:57753)で発売中。

問合先

サントリーミュージアム[天保山]  
〒552-0022 大阪市港区海岸通1-5-10
TEL : 06-6577-0001 FAX :06-6577-9200

主催

サントリーミュージアム[天保山] / 読売テレビ/読売新聞大阪本社

カテゴリー:近畿

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