水彩絵の具における色名の由来
<青>
Aqua Blue
アクアブルー
ガッシュ→チューブ
アクアはラテン語で「水」。直訳では、青い水ですが「水色」と云ったところでしょう。
Ash Blue
アッシュブルー
ガッシュ→チューブ
アッシュは「灰」です。言葉全体では、「青い灰」の意味になります。
Cerulean Blue
セルリアンブルー
透明水彩、ガッシュ、ポスターカラー→チュ−ブ
セルリアンは、古いラテン語の[空色]Caelumが語源のようですが、現在のセルリアンブルーは、19世紀半ばに青い顔料が発明され、それのために付けられた名称のようです。
文字通り「青空」の意味であります。
Cobalt Blue
コバルトブルー
透明水彩、ガッシュ、ポスターカラー→チュ−ブ
ガッシュ→ケーキ
コバルトの語源は、ドイツのKobald(地中に住む妖精の悪戯)に起因している有害なコバルト鉱石からきています。金属コバルトを原料とした青い色の意味です。18世紀からこの名称が使用されています。
Cobart
Blue Hue
コバルトブルーヒュー
透明水彩→チュ−ブ
ヒュ−とは、「色相」で色合いのことです。顔料は本来のものではないが、代替顔料で「本来の色を出している」ことの表記です。
Cobalt
Turquoise
コバルトターコイズ
ガッシュ→チュ−ブ
Cobalt Turquoise Light
コバルトターコイズライト
透明水彩→チューブ
ターコイズは、トルコ石で主成分は「燐酸アルミニウム」。青緑色で大層綺麗な石です。
そのような色を「コバルト」で作ったのがこの色名であり、ライトですから「明るい」ものを指します。
Compose
Blue
コンポ−ズブルー
透明水彩→チュ−ブ
コンポ−ズとは、「構成する」の意味ですから、各種顔料の構成で作られる色に付けられる色名であります。白色顔料に有彩色顔料を混合して作られることを表しています。
Horizon
Blue
ホリゾンブルー
ガッシュ→チューブ
地平線の空の色を表しています。
Ice Blue
アイスブルー
ガッシュ→チューブ
氷の青みの色を指すものですが、一説によれば「カワセミの羽の色」だそうです。
Indigo
インジゴ
透明水彩→チューブ
インドで栽培される藍(インド藍)に由来するのでこの名前があります。紀元前の昔から藍の染料は使われてきました。日本の藍は蓼藍で「蓼科」、インド藍は「豆科」です。
Katsura
Blue
カツラブルー
ガッシュ→チューブ
桂離宮の青を意味します。離宮内の「障壁画」に使用されている岩群青の色です。
Manganese Blue
Nova
マンガニーズブルーノーバ
透明水彩→チューブ
新しい「マンガン酸―硫酸バリウムの青い色」の意味ですが、新しい(ノーバ)の語がポイントで「マンガン酸―硫酸バリウムを使用しない他の顔料で出来ている色」の意味です。
Marine
Blue
マリンブルー
透明水彩→チューブ
文字通り「海軍の青」の色です。19世紀、海軍の近代化に伴う「藍染め制服の色」
だったのです。
Navy Blue
ネイビーブルー
ガッシュ→チューブ
これも文字通り「海軍の青」で、正確には「英国海軍の制服の青」であります。
19世紀半ばから使われているようです。
Peacock Blue
ピーコックブルー
透明水彩、ガッシュ→チューブ
孔雀の胸から羽にかけての青い色を指しています。ピーコックブルーの名称は19世紀末
から使用されているようです。
Prussian Blue
プルシャンブルー
透明水彩、ガッシュ→チューブ、ケーキ
プロシャ王国の首都ベルリンでディースバッハとディッペルが作り出した青い顔料で、色名には「国名」が採用されたのです。18世紀初めのことでした。
Pure
Blue
ピュアブルー
ガッシュ→チューブ
純粋な青の意味ですが少し赤みに傾いています。
Royal Blue
ロイヤルブルー
透明水彩→チューブ
19世紀末に英国王室の公式な色となりましたが、本来、この語は16世紀から使われていたのです。
Smalt Blue
スマルトブルー
ガッシュ→チューブ
色名はコバルトガラスである「スマルト」からきています。
スマルトは、コバルトガラスを粉にした顔料で古代からあります。ガラスで有名なべネツィアで発達しました。絵の具になったのは16世紀です。
Turquoise
Blue
ターコイズブルー
透明水彩、ガッシュ→チューブ、ケーキ
トルコ石の色がモデルです。色の名前としては16世紀半ばからあります。
Ultramarine Light
Ultramarine Deep
ウルトラマリンライト
ウルトラマリンディープ
透明水彩、ガッシュ→チューブ
本来、アフガニスタンで採掘される「ラピスラズリ」で、「海を越えてきた」ということでウルトラマリンと呼ばれています。16世紀末のことのようです。いまは、合成ウルトラマリン顔料でつくられます。
Verditer
Blue
バジターブルー
透明水彩→チューブ
バジターそのものはマラカイト(孔雀石)だが、その中に存在するアズライト(藍銅鉱)が「バジターブルー」といわれるのです。現在は、勿論他の顔料で作られています。
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